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ジンに欠かせない素材「ジュニパーベリー」とはどんなもの?



ジンは、複数のボタニカル(ハーブやフルーツ、スパイス)によって香味づけされたお酒です。そのボタニカルの中でも欠かすことができないのが「ジュニパーベリー(ジュニパー)」です。今回は、「ジュニパーベリーって何?」という方向けに、そもそもどんな素材なのか、なぜジンに欠かすことができないのか、など基本的な情報をご紹介します!


ジュニパーベリーとは?


ジュニパーベリーとは、「西洋杜松(ねず)」とも呼ばれるヒノキ科の針葉樹の実(正式には実ではなく球果)。 その木は世界各地に自生し(日本にもわずかながら自生)、実はネイビー色で、ブルーベリーより一回り小さいサイズです。香りが強いのが特徴で、松の木のようなウッディな香りを放ち、その香りはまさにジンそのもの。ジンの他、料理のスパイスやアロマオイルの原料としても使用されるハーブの一種で、これらに素晴らしい香りをもたらします。 なおジンに使われるのは、多くが東欧のマケドニアかイタリアで採れるジュニパーベリーで、使用するにあたり乾燥されるケースがほとんどです。



ジンのアイデンティティでもあるボタニカル


ジュニパーは、ジンにとって重要なボタニカルであり、欠かすことができません。例えば、EUなど主要国のジンの定義では、ジュニパーの使用が義務付けられています。それは、そもそもジンが“ジュニパーのお酒”として始まっているからです。 その昔、ジュニパーは万能薬だと信じられており(実際に利尿作用などがある)、医師たちによって“薬酒”としてジュニパー酒が発明されました。それが元となりオランダ周辺で、現地語でジュニパーを意味する「ジュネヴァ」が誕生。それがイギリスに渡り「ジン」へと進化しました。 歴史の一部であるからこそ、他のお酒との違いを生むジンのアイデンティティとして、重要視されているのです。



ちなみにジュニパーは、Amazonや一部スーパーなどでも購入できる他、取り扱うバーなども増えており、実際に香りを体験できます。(もちろんGOOD MEALS SHOPにもあります)

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