3月5〜8日までの4日間、幕張メッセで開催された「FOODEX JAPAN 2019」にて、CRAFTGIN.jpの三浦武明によるセミナー「ジンの本場英国のクラフトジンの魅力と近年の世界的なムーブメント」を行いました。 「FOODEX JAPAN/国際食品・飲料展」は、1976年より毎年開催しているアジア最大級の食品・飲料専門展示会。会場内は国ごとにエリア分けされ、各社ブースを出展。今年は3500もの企業・団体がブースを出展し、8万人以上の方が来場しました。
英国パビリオンのコンテンツとしてUKジンセミナーを開催!
ジンの歴史的な産地であり、現在もその本場であるイギリス。今回のFOODEXでは、英国パビリオンにて(日本未輸入品を含む)ジンを複数種展示し、それに関連したコンテンツとして3月5日にセミナールームにて当セミナーを行いました。
講師を務めた三浦は、まずジンに関する統計を紹介。世界的にジンのマーケットが拡大している中、イギリスでは、国内で6000万本のジンが消費され、年間3000億円分のジンが輸出される世界最大の輸出国(全世界の70%以上)であることを解説。日本の全酒類の輸出額が390億円であることに触れ、ジンだけでそれを上回るイギリスが、いかにジンの産地として偉大かを紹介しました。
その後、ジンの時代の変遷について解説。80年代後半「ボンベイ・サファイア」が、当時低迷していたジンに革命を起こして流れを変えると、「ヘンドリックス」が、クラフトジンのパイオニアとして90年代後半に登場。2005年の「フィーバーツリー」の誕生とともに、プレミアムトニックウォーターの市場ができると、次第にジンも洗練されていき、現在のクラフトジンブームに繋がると述べました。(これらのブランドは全てUK産)
「長い時代愛されてきたUKジンには安定感がある」
終盤、イギリス国内(イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランド)のジンの特徴や現状について触れると、誕生から今に到るまで王道であり続けたUKジンについて、「(UKジンは)大人のジンであり、一番長くジンが飲まれている国のジンとしての安定感がある」と締めました。
セミナーの最後には、当メディア運営メンバー含む、GINfest.TOKYO運営事務局が主催する「GINfest.TOKYO 2019」の告知もさせていただきました。なお、イベントについての最新情報は、今後当メディアでも発信していきます。
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